体育祭 終わって 流血 5時半 彼の部屋に 残した血は汚れた血 火曜日の純情の記憶 彼女の記憶 火曜日のあの娘の記憶 笑って あの娘 歩いた夜は忘れん それは 土曜日の夢しばい 記憶探しの旅ばかり しかしいつしか それは妄想に変わっていく 東京の空はいまだ変わらず 現実的に赫く染まる 赤ーく 赤ーく 記憶の中に感傷が侵入 記憶劇場の主役になって だーんだん 妄想に変わっていく だーんだん 記憶が妄想に変わっていく フラッシュバック現象 夕暮れの匂に出会うたび 彼女は思い出すのだろう 火曜日の純情を 土曜日の性情を 記憶はいつか妄想に変わる 変わる 彼女の記憶 あの娘の残像 あの娘の流血 あの娘の笑顔 火曜日の記憶 火曜日の残像 火曜日の思い出つくり 火曜日のあの娘の妄想