君へ捧ぐ 愛の言葉を 語り続けど 未だ終わりは見えず 責め立てる 棘の蔓が 首に巻き付き 溺れてしまうわ 深く 天が裂けて 染み出してくる 漆黒の闇の中から 狂おしいほど 紅く輝く 病みし夢に罪薔薇の花 扉(ドア)を叩く背中に迫る 眼差しから 逃れる術さえもなく 突き立てる 針のように 少しずつ 痛みを与えるの 強く 肉を裂いて 骨を砕いて 滴る血を飲み干すように 身体の中 深く根を張り 赤く染まる罪薔薇の花 花は咲いて 君へと向かう 枯れる運命(さだめ)を知りもせず 甘い馨り 振り撒きながら 愛し君を絡め取るの 傷つけても 壊しそうでも なお色づく罪薔薇は恋 美しく果敢無く 燃えるように咲く 终わり