またひとつ何かを手に入れた時に 一抹の不安が過(よぎ)るの何故だろう 季節は巡りて幾とせ この場所が 懐かしくなるような 予感がしてるんだ 一度放たれた 矢は その弓 離れたら もう二度と 戻れないと 知っているだろうか 時の華がひらりひらり流れて行くよ 風に乗り 散り行く形を嘆いても この世は 無常なりと 時の華がひらりひらり川面で連なって 進むべき明日への 道に変わってく 考えても解らなかった答えが 誰かに傷つけられて見えたりして 迷っても動き続けるならどこかで 描いてた理想と 希望が出会うはず 「その為なら命も 投げ出す価値がある」 信じたいものの為に 人は戦うのさ 時の華がひらりひらり流れて行くよ 今宵月 帰り道を照らす光などないと 横顔見せ 時の華がひらりひらり 旅人 誘(いざな)うよ 彼方に見える世界 彩ってみせる様 一度放たれた 矢は その弓 離れたら 闇 風 も切り裂いて 遥かな夢射抜け 時の華がひらりひらり流れて行くよ 風に乗り 散り行く形を嘆いても この世は 無常なりと 時の華がひらりひらり川面で連なって 進むべき明日への 道に変わってく 時華(ときばな) 舞い落ちる