[00:00.00]月はそこにいる [00:19.02] [00:22.35] [00:25.97]逃げ場所を探していたのかもしれない [00:32.52]怖(こわ)いもの見たさでいたのかもしれない [00:38.89]あてもなく砂漠に佇(たたず)んでいた [00:45.61]思いがけぬ寒さに震えていた [00:52.60]悠然(ゆうぜん)と月は輝き まぶしさに打たれていた [01:05.32]あの砂漠にはもう行けないだろう [01:11.89]あの灼熱はもう耐えないだろう [01:19.08]蜩(ひぐらし)の声 紫折戸(しおりど)ひとつ 今日も終(しま)いと閉じかけて [01:32.06]ふと 立ちすくむ [01:38.32]悠然(ゆうぜん)と月は輝く そこにいて月は輝く [01:51.55]私ごときで月は変わらない [01:58.11]どこにいようと 月はそこにいる [02:04.53]悠然(ゆうぜん)と月はそこにいる [02:11.47] [02:36.75]敵(かな)わない相手に [02:40.76]敵(かな)わないと告げてしまいたかっただけかもしれない [02:49.93]鳥よりも高い岩山の上 降(お)り道を失くしてすくんでいた [03:03.65]凛然(りんぜん)と月は輝き 天空の向きを示した [03:16.21]あの山道は消えてしまった [03:22.94]人を寄せなくなってしまった [03:29.96]日々の始末に汲汲(きゅうきゅう)として また1日を閉じかけて [03:42.92]ふと 立ちすくむ [03:49.19]凛然(りんぜん)と月は輝く そこにいて月は輝く [04:02.43]私ごときで月は変わらない [04:09.06]どこにいようと 月はそこにいる [04:15.38]凛然(りんぜん)と月はそこにいる [04:22.58] [04:50.34] [05:01.30] [05:12.94]~END~