咲き乱れる向日葵香り 波間に消えた恋 決して戻ることなく 左手のリングそっと置く 潮騒に心踊らせて 海沿い手をつなぎ歩く影 まるで線香花火のように 儚く光る灯火咲いて散る恋模様 打ち寄せてく波がさらって行く 砂になぞる名前 今もし戻れるならば あの夏もう一度 じれったいや こんな熱帯夜 夕凪に立ち尽くす じれったいや こんな熱帯夜 薄紅色の幻 夏も終わり秋桜咲く あの日々思い出す ぬくもり忘れない 君恋し涙こぼれる 蜃気楼は遠くで朧に揺れ まだ彷徨う心惑わせて 言葉にしても届かない 蝉しぐれ声かき消し 淡い記憶あの日のまま 打ち寄せてく波がさらって行く 砂になぞる名前 今もし戻れるならば あの夏もう一度 じれったいや こんな熱帯夜 夕凪に立ち尽くす じれったいや こんな熱帯夜薄紅色の幻 いつもまぶたの奥で 刹那に揺れる 忘れられない 忘れたくない 今も胸の中ずっと 打ち寄せてく波がさらって行く 砂になぞる名前 今もし戻れるならば あの夏もう一度 打ち寄せてく波がさらって行く 砂になぞる名前 今もし戻れるならば あの夏もう一度 じれったいや こんな熱帯夜 夕凪に立ち尽くす じれったいや こんな熱帯夜 薄紅色の幻