Moon 亜麻色(あまいろ)染(そ)まる鳥(とり)の群(む)れ 眠(ねむ)れる森(もり)に消(き)えてゆく 明日(あす)を映(うつ)す空(そら)の下(した) 旅人(たびびと)は歩(ある)き出(だ)す 身体(からだ)を預(あず)けられる場所(ばしょ)求(もと)めて まだ見(み)ぬ世界(せかい)におびえた瞳(ひとみ)濡(ぬ)らして 傷(きず)が癒(い)える頃(ころ)新(あたら)しい奇跡(きせき)生(う)まれるのだろう 閉(と)ざさないで 乾(かわ)いた花(はな)に頬(ほお)よせて 息(いき)づく命(いのち)確(たし)かめた 例(たと)えっまずぎはしても 旅人(たびびと)は辿(たど)り着(つ)く 彷徨(さまよ)うほど近(ちか)づく欠(か)けた月(つき)よ 遠(とお)く蜃気楼(しんきろう)たぐり寄(よ)せて夢(ゆめ)の中(なか) 戸惑(とまど)う未来(みらい)に求(もと)める何(なに)かがあるのなら 怯(おび)えないで足跡(あしあと)を残(のこ)して まだ見(み)ぬ世界(せかい)は両手(りょうて)広(ひろ)げて今(いま) 待(ま)ち続(つづ)けている新(あたら)しい奇跡(きせき)舞(ま)い降(お)りるまで 閉(と)ざさないで 私(わたし)ここにいるの