素にはない衣を纏う意 肌は見せない 空気に浮く意識の束 半透明 晴れる理由 陰る理由 響きの中で 感じ取れば 理解すれば自然になる 柵の街 放たれたいと思う 集めた杞憂をかなぐり捨て 散らしてく 嗚呼 何処までも 吹き抜ける青嵐 蟠り拭う 前を見ず後ろも見ず 流れに委ね 留まらめよう模索をして知ろうとする それをしない臆病さは溺れた魚 冷めたい熱 手にした熱 上昇する 理の鍵 これから行く場所へは 必要ないから土へ還す 散らしてく 嗚呼 何処までも 吹き抜ける青嵐 そしてまた 生まれてく 嗚呼 何度でも 鳥籠を繕うものを壞したら 草臥れた足でも歩けるから そんな言伝を耳にし意識から飛んで ゆら ゆら ゆら