[00:01.100] [00:10.100] [00:17.100]薄(うす‐)桜の香(か) 霞(かすみ)に紛(まぎ)れ  [00:23.100]悲色(きいろ)に浸(ひた)ります [00:27.100]隠しては思い返して  根差(ねざ)す闇咲いた [00:36.100]空 澄みし頃に 想い認(したた)めて [00:45.100]木の下 待ち焦がれてる落日(らくじつ)に [00:53.100]衣(そう)は 彷徨う袖(そで) 求む口許(もと)に [01:03.100]失くすほど 五噫(ごい)に溺れたら [01:10.100]悲しく散れば 霞に揉まれ 悲色に染まります [01:20.100]頚(くび)に手を 雫に影を  [01:24.100]懸(か)けたまま 夜に溶けて [01:33.100] [01:37.100] [01:39.100]其(そ)は 懐かしむと  [01:44.100]声音(こわね) 耳の側(そば) [01:48.100]ただ深ける  恋を覚えたら [01:55.100]薄桜の香 霞に紛れ 悲色に浸ります [02:05.100]隠しては思い返して 根差す闇咲いた [02:14.100] [02:23.100] [02:24.100]共鳴(きょうめい)して 響き渡り [02:41.100]美しくたなびく 髪はゆらりゆられ [02:58.100] [03:02.100] [03:08.100]涙 滲んだ 心の裡(なか)の 悲色に問いかけて [03:17.100]壊れても それでも残り こんなにも鮮明 [03:26.100]せめて そう 放たれるまで 破れるまでの間に [03:35.100]蒼き日々  思い返して  桜に縛(しば)られたまま [03:45.500] [03:46.100]今も此処(ここ)で [03:57.100] [04:01.100]