吐息思わせる雨音につつまれて 言葉は無力と気がついてる 伝わるのはひとつだけ そう、冷めた頬に てのひらで触れて感じる はかないぬくもりで ふたりの隙間を埋めて 鼓動を響かせて この時をわかちあえるから 瞳閉じて 君と歩く午後 訳もなくふと思う やがてこの日々は終るのかも… 予感の声 聞くよりも そう、笑みを交わし てのひらを重ね信じる ささやかなぬくもりで ふたりの絆つないで 命を奏でて愛しさを燃やして この瞬間を染めて 何もかもうつろう世界 時を止めたいと願う夢消えても いま君と生きてくひとときは 夢じゃないから… はかないぬくもりが はるかに離れたとしても 魂ふるえた瞬間の想い宿して明日へ なつかしいてのひらを わたしは忘れないから 君へとたどりつき めぐりあう…かならず 暗闇さえも越えて