[00:21.84]東屋(あずまや)も御殿(ごてん)も友達(ともだち)が [00:27.87]寄(よ)ると觸(さわ)ると宴(うたげ)になる [00:33.29]一度(ひとたび)十度(とおたび)と [00:36.84]會合(えごう)を重(かさ)ね [00:38.87]ついに我(わ)が身(み)となり [00:43.54]笑声(しょうせい)の空音(そらね) 后(うし)ろ髪(かみ)を引(ひ)き [00:49.78]顧(かえり)みる道(みち)に影(かげ)は無(な)く [00:55.17]蟬(せみ)さめざめ時雨(しぐれ)る申(さる)の刻(こく) [01:00.61]風(かぜ)噎(むせ)び頬(ほお)撫(な)でる [01:06.09]いずれの日(ひ)にか 萃(つど)いし時(とき)を [01:11.56]夢(ゆめ)見(み)る夜(よる)は未(いま)だ來(こ)ずとも [01:17.02]想(おも)えば遙(はる)か 春(はる)の雪(ゆき) [01:22.45]降(ふ)らねば溶(と)けもせず [01:27.17] [01:49.00]人(ひと)恋(こい)しさに夕(ゆう)げの箸(はし)を置(お)き [01:55.14]鐘(かね)の遠鳴(とおな)りに耳(みみ)澄(す)ます [02:00.53]百年(ももとせ)千年(ちとせ) 歳月(さいげつ)を積(つ)み [02:06.01]ついに我(われ)のみとなり [02:10.77]凪(なぎ)の間(ま)に探(さが)す波紋(はもん)は消(き)えて [02:17.00]省(かえり)みる先(さき)に道(みち)は無(な)く [02:22.44]鱗雲(りんうん)漂(ただよ)うさま口(くち)惜(お)しいほど [02:27.90]嗚呼(ああ)まほろばの日(ひ)よ [02:33.35]いずくの地(ち)にか 萃(つど)いし友(とも)と [02:38.74]再會(さいかい)を愿(ねが)えばまた夢(ゆめ)にし [02:44.25]想(おも)い及(およ)ばず 三日桜(みっかざくら) [02:49.64]咲(さ)かねば散(ち)りもせず [02:54.45] [03:17.64]永久(とわ)を斫(はつ)りし今(いま)に在(あ)り [03:22.42]剎那(せつな)に散(ち)るは定(さだ)めなれども [03:27.88]今宵(こよい)の縁(えん)は切(き)れる事(こと)無(な)し [03:33.32]散(ち)れども咲(さ)き夸(ほこ)れ [03:40.00]