[00:34.69]夢違え(たがえ)見た幻の朝靄(あさもや)と曖昧な記憶を [00:42.30]現し世は、崩れゆくモノには目もくれず [00:48.93]空夢で見た、古(いにしえ)の幽玄の世界の景色と色 [00:56.36]白日(はくじつ)は沈みゆくモノに影をつける [01:03.51]集まり笑い合い 現世(げんせ)の合間(あいま)にも和気藹々 [01:07.01]時が止まる魔法かかる随に(まにまに)も僅か(わずか)な愛 [01:10.59]目に映る色とりどりの水面にすぐ口付けを交(かわ)し合う [01:14.60]気を抜けば朝になる 気が済(す)むまで共に語り(かたり)合う [01:17.68]暗がり月 灯り(あかり)が照らす森の中 夢見心地(ここち)の場所 [01:21.46]誰しも連れ立って騒ぐの夜に溢れる踊りと歌唱 [01:25.04]感情は迷走 欝から躁 喜怒哀楽(きどあいらく)が乱れ演奏 [01:28.53]来たれ幻想の日影へと 眠らない夜なら無礼講(ぶれいこう) [01:31.72]夢違え(たがえ)見た幻の朝靄(あさもや)と曖昧な記憶を [01:39.20]現し世は、崩れゆくモノには目もくれず [01:45.81]空夢で見た、古(いにしえ)の幽玄の世界の景色と色 [01:53.32]白日(はくじつ)は沈みゆくモノに影をつける [02:00.68]零れた涙が染め上げた ひとひらの桜 [02:03.33]風切る羽音(はおん) 一匹の揚羽(あげは) 踊るように飛ぶ [02:06.14]その通り道に見たものは [02:07.69]誰も見ず 顔を上げず 揺れる鏡と瓜(うり)二つ [02:11.24]力なく這い(はい)つくばる 意識が溺れ(おぼれ)水に浮かぶ [02:14.89]霧がかる情景(じょうけい) 朦朧 廻る世界 並ぶ(ならぶ)走馬灯 [02:18.37]微睡み(まどろみ)夢で啼く妖かし 崩れ落ちる重力(じゅうりょく)に逆らい(さからい) [02:21.91]瞳孔(どうこう)の奥 偶然と必然 見つめる歪む(ゆがむ)幕(く)れに時雨(しぐれ) [02:25.39]お互いおざなりになる夢の一夜(ひとよ) この場も元に戻るいずれ [02:28.54]夢違え(たがえ)見た幻の朝靄(あさもや)と曖昧な記憶を [02:36.06]現し世は、崩れゆくモノには目もくれず [02:42.68]空夢で見た、古(いにしえ)の幽玄の世界の景色と色 [02:50.19]白日(はくじつ)は沈みゆくモノに影をつける [02:57.82]現し世 静まる 沈黙(ちんもく)が包む終わりの時を [03:04.52]皆々も横になり砂と化す夜に笑う [03:11.83]数々の出来事も過ぎ去れば出来心 [03:15.27]咲いた花も今は無く 漂う残り香だけが儚く [03:18.93]ほんの少し 僅かの間にいつか流れを止めた雫 [03:22.38]影が素通り それを境に動き出す頃月が沈む [03:27.36]夢違え(たがえ)見た幻の朝靄(あさもや)と曖昧な記憶を [03:34.83]現し世は、崩れゆくモノには目もくれず [03:41.42]空夢で見た、古(いにしえ)の幽玄の世界の景色と色 [03:48.96]白日(はくじつ)は沈みゆくモノに影をつける [03:56.70]現し世 静まる 沈黙(ちんもく)が包む終わりの時を [04:03.18]皆々も横になり砂と化す夜に笑う......