好きな物程とりあげられ 俯(うつむ)く癖(くせ)がついた 好きな人程離ればなれ さよなら癖(ぐせ)が染みる 幾時代ありまして 殴りあいや激論の末に どうにかこうにか落ち着いて 今じゃ心の形も分かる どうにかこうにか吹き過ぎて 此処でもう一(ひ)と殷盛り 喜び過ぎず悲しまず ひとつひとつに躊躇(ためら)う 幾時代ありまして 唾(つば)のかけあいや詰(なじ)りあいを どうにかこうにか落ち着いて 今じゃ心の扉開けたまま どうにかこうにか流れ着き 此処でもう一(ひ)と殷盛り どうにかこうにか落ち着いて 今じゃ心の瞳も見える どうにかこうにか辿(たど)り着き 此処でもう一(ひ)と殷盛(さか)り