儚く散りゆく桜 静かに朽ち果てていく 幾度と繰り返される 逃れられぬこの時の呪縛を脱ぎ捨てられたら 風に舞う花になれたら 今宵会いに行きます 赤い館まで 四肢の枷は外れぬ 罪の重さをこの身に刻む 揺らめく下弦の月は 私に似て俯いて 煌めく雲は羽衣 私を見張る瞳が貴女のものであったなら もうなにも望まないのに 青い星の流れは 赤い館まで 続いているのだろうか ねえ誰か答えて 今宵会いに行きます 赤い館まで 四肢の枷は外れぬ 罪の重さをこの身に刻む