[00:51.49]天を統べる天国(くに)で星を憂う少女 [00:58.70]白く透き通る蕾を食む影 [01:07.41]花の色はやがて他へ移りゆくの [01:14.76]心に秘めた想い 風に乗せて問う [01:22.76]そんな脆い言の葉にも [01:31.01]真実(せかい)は宿るのでしょうか? [01:38.56]詩の中に隠れていた [01:47.53]遠い日の貴方の声が響く [01:54.75]満たされた器(グラス)の毒を覗き込む月のよう [02:02.80]呑み込めば奪われていく光は儚くて [02:10.74]愛したい…愛したくない…天秤は揺れたまま [02:18.68]懐かしい日溜まりは もう誰も訪れずに [02:30.00] [02:45.55]天を通り過ぎる星を捨てた翼 [02:52.78]昏い瞳から覗いていた陰 [03:01.38]もしも その記憶を全て消したいなら [03:08.80]息を止めてしまえば容易いことだと [03:16.72]こんな狡い取引(やくそく)にも [03:24.99]幻想(せかい)は優しいでしょうか? [03:32.77]檻の中で笑いながら [03:41.09]最期まで貴方は嘘をついた [03:48.80]砕け散る鏡の部屋に映り込む刻の果て [03:56.76]願うほど失っていく女神の悪戯よ [04:04.78]囁けぬ愛の代わりに花片を手放して [04:12.69]永遠に私は誓う…何も求めないと [04:25.00] [05:06.79]優しさを溶かした夜の朧げな月は欠け [05:14.74]一瞬で奪われていく貴方の面影を [05:22.72]忘れたい…忘れたくない…亡骸は濡れたまま [05:30.73]懐かしい日溜まりに咲く花に口づけても [05:38.75]罪は償えない…