[ti:人生一度] [ar:SOFFet] [al:SOFFet BEST ALBUM ~ALL SINGLES COLLECTION~] [00:10.36]一刻一刻と時刻む古時計 苦しみ涙流す虚ろ目 [00:16.23]彼の人生の始まりと同時に上がった産声 [00:20.75]叱られればすぐうつむく おとなしい子だったが [00:24.96]ゆくゆくすくすくと育ち友達と同じ [00:28.92]この町の小·中·高を経て大人に [00:32.53]これと言ってとりえこそ無いが とても良かった日頃の行い [00:37.79]またお隣とも仲が良く よくしていたお泊まり [00:42.25]ごく普通の子だったが親孝行はそりゃ相当した 他同様 [00:48.50]大学は国立に進学 独立目指す まさにいい子の特質 [00:53.97]そこは歓楽街とは程遠い なんか辛いキャンパスライフ [00:58.91]そんな彼も就職は内定なんで これで人生も安定 [01:04.81]"生きる"という義務課題をなんなくこなすが 実は何が大切か [01:10.83]彼は気付かない 喉が乾いたときにはもう水は無い [01:15.44]"生きる"という義務課題をなんなくこなすが 実は何が大切か [01:21.54]彼は気付かない 喉が乾いたときにはもう水は無い [01:28.04]朝は7時起床 生き生きと今日も目覚まし迎える一日を明くる日も同じ [01:35.18]地元町から仕事場に急ぐ人の波 [01:39.38]入社し数年で会社内に咲いた愛も実り洗いざらい [01:44.34]気持ち打ち明け勝負しゴールイン 上手に世渡りこなす公務員 [01:49.49]その後妻と子と暮らそうと 購入した2千万ぐらいの一軒家 [01:54.81]はたから見りゃ暖かな幸せ定かな 家庭だったがその傍らただただ [02:01.31]いつも波風立てず 世間や親を安心させ明日へ [02:06.01]そんな気持ちで苦心を持ってエンジン全開で前進してきた今 [02:11.91]何か足りない 無意識に曖昧な未来を [02:16.46]築く事にも気付く事無く 日が沈む [02:21.95]"生きる"という義務課題をなんなくこなすが 実は何が大切か [02:27.91]彼は気付かない 喉が乾いたときにはもう水は無い [02:32.43]"生きる"という義務課題をなんなくこなすが 実は何が大切か [02:38.44]彼は気付かない 喉が乾いたときにはもう水は無い [02:44.39]野の草のように強くて素朴な努力家 孤独感とこれまでそそくさ [02:51.50]生きてきたが ちょっと一人に 妻の縁茶でほっと一息 [02:56.77]ここまでいろんな事があった 短いと言われるが長かった [03:02.33]振り返る自分の足跡 支えてくれたみんなありがとう [03:07.52]我が子や孫や妻へ この愛する彼らに何を伝え [03:12.78]何を残してこれたのだろう 身にしみて感じた 後々 [03:17.88]お金や土地ではないが 心や愛こそ形のない財産 [03:23.42]本当はわかっていたんだ ただ気付かず生きてきたんだ [03:32.48]"生きる"という義務課題をなんなくこなすが 実は何が大切か [03:38.50]彼は気付かない 喉が乾いたときにはもう水は無い [03:42.95]"生きる"という義務課題をなんなくこなすが 実は何が大切か [03:49.52]彼は気付かない 喉が乾いたときにはもう水は無い [03:54.02]社会という大魔境の波に乗っかり どんな多忙もこなし全う [04:00.25]彼は自分の中に 何を残し生きてきたのだろう [04:04.58]秋色に枯れた夕焼け ふと見上げた空にうるんだ目 [04:09.44]人はそれぞれ描いた未来の中に 荷物片手に歩いていくだけ [04:19.30]"生きる"という義務課題をなんなくこなすが 実は何が大切か [04:25.29]彼は気付かない 喉が乾いたときにはもう水は無い [04:32.93]END