昨日帰るはずの夢はもう よく見ればただの落書きで あの日ここから駆け出した二人は 少し疲れて 座り込んでいって どこに行けばよかった よかった よかった すぐそこにあるメリーゴーランド 少し離れてまた眺めている きみがぼくに分けてくれた 日の当たる場所でも 寒くなるねこれから  少しの愛で 花も枯れてゆくね 明日のために 裸足の二人が  昨日帰るはずの家はもう ただの部屋で さようならを告げて 告げて 告げて 遠くに見えるメリーゴーランド ここで勝手に幸せになろう 胸の奥にまで届けたい 薄い紫の花を両手一杯に 抱きしめて 街を歩いた ここにこれでよかった よかった よかった いつの日には きみの心が 晴れやがてありますように どこにでもあるメリーゴーランド 僕ら勝手に幸せになろう 君の日々を僕に下さい すべてこれでよかっただろう? 昨日帰る二人の部屋はもう……ねえ 日の当たる道を歩いて帰る 明日のことを話す君が  笑顔でよかった