[00:02.620] 『魔女の使いである女は、黒い鴉を腕に、 [00:06.710] 廃色に既定されたラインの上を歩き始める。 [00:11.100] その線は、ただ底のない絶望だけをどこまでも描いて……』 [00:18.320] 「メリクルベル様への手土産がもうひとつ増えた。 [00:22.600] 喜んでいただけるかしら?ねぇ、フィーナ? [00:27.730] さあ、これで準備はできた。 [00:31.420] ――――はじめるとしましょう」 [00:47.360] 喪失性質は異質 藍色のirony 廃路に [00:54.880] 今囚われた爪弾く歪 庭園の華 [01:02.560] 虚勢と余勢の抑制 義勇兵 幽閉 幻影 [01:09.380] 殉教の嘘 原初幻想 偽装の理想を踏み破った [01:18.110] 夜に乱れた手負いの闇 それは玲瓏 [01:25.130] 虚構の繭 読み解いた少女に、もうセカイは変えられない [01:32.270] idea フィナーレは咲かない 永訣の風探し続けても [01:40.120] ほら、崩れ落ちた 瓦礫に閉ざされて [01:47.360] さあ、罪悪の庭で 患者の群れと踊り続けよう [01:55.480] フェザーシャワーを幻視したような 虹彩の咎、さよなら [02:17.850] 象徴 嘲笑 焦燥 猜疑心 白紙の核心 [02:25.280] 今飾られた重奏の下には合歓の花 [02:33.220] 穿った 縋った姿は 音律の羅列と規律に [02:40.480] 不機嫌な自傷 淘汰統制 構築自我さえ売り渡した [02:48.710] なくさないように鳥篭の中 それは束縛? [02:55.810] 虚影を追い 走り出した少女に、もうセカイは動かせない [03:03.010] idea 虹なら架からない 遠い背中を探し続けても [03:11.080] ほら、消えていった 砂礫に閉ざされて [03:18.340] さあ、最愛の夢へ 甘い記憶と共に溶け込もう [03:25.890] 失った線を血で描き換えて 嫌な現実に、さよなら [03:58.810] 透明な共鳴から 無数の言葉が生まれて [04:04.370] あっさりと忘れかけた 案外簡単にさ [04:13.540] idea フィナーレは咲かない 永訣の風探し続けても [04:21.280] ほら、崩れ落ちた 瓦礫に閉ざされて [04:28.810] さあ、罪悪の庭で 患者の群れと踊り続けよう [04:36.800] フェザーシャワーを幻視したような 虹彩の咎、さよなら [04:45.920] 「道を間違えるな、って言ってもらってたのに……私、なんで――――」 [04:56.460] 「あら、間違いなんかじゃないでしょう?これがあなたの辿るべき道。 [05:02.960] 他ならぬメリクルベル様がそう消えたのだもの」 [05:09.000] 『全てのラインはいつか一つに繋がって、その先にはどう足掻いても死しかない。 [05:16.930] ――――第3の魔女の物語への扉が、今開かれる』