[00:01.19]「黒衣の放浪者」 [00:03.19]作曲∶ピクセルビー [00:05.19] [00:07.19]「幾つもの国々を見て回る旅を続ける、 [00:11.77]どこか影のある憂いを背負った青年。 [00:15.39]黒衣の青年は、不死なる魔女の一人、 [00:19.30]アイリーンの影響下にある街を睥睨していた」 [00:24.23]疲弊する 寒々しい雑踏 [00:31.25]酷く重苦しい街は 夜に蝕まれ [00:38.57]歪に滲んだ 粛清に風はさざめき [00:45.63]幻想に終止符を刻んだ無辺の爛れた闇 [00:54.00]風説の真偽など荒廃した [01:00.79]この風景をみたなら 疑うこともできはしない [01:08.02]キミの名をその欠片を [01:11.81]白夜の果てにまで連れていこう [01:15.39]どこにもそんな場所はないのだとわかっていても [01:22.79]罅割れたその欠片に 虚勢ではない無傷の姿を [01:30.31]いつか示し探そう 未来の物語―――― [01:38.31] [01:50.90]忘れえぬ あの日起きた過ち [01:57.96]大切な絆 存在を失った過去 [02:05.47]その影は重く 今は絆というモノに [02:12.39]途方もない憧れ 抱きながら踏み出せずにいた [02:20.70]他人との距離を置き 関わらない [02:27.24]それは逃げでしかないと 自責の念を内に秘めて [02:34.49]『キミならばどう言うだろう?』 [02:38.51]そんなことばかりを考えては [02:42.15]成長しない自分に 嘆息し拳を握る [02:49.50]隔たれた星の欠片 [02:53.29]孤高の旅路に終わりは見えず [02:57.01]空虚に巡り彷徨う、そんな物語―――― [03:04.48]「この国から得るものは何もないと、 [03:08.14]旅を急ごうとする青年。 [03:10.28]そんなとき、魔女が黒狼という種族の動物達を捕らえ、 [03:15.21]無理矢理に使役しているという話を耳にしてしまう」 [03:19.35] [03:28.72]熱量が奥底から 膨れ上がるようなその感覚 [03:35.65]どこにもそんな感情はないのだと思ってたのに [03:43.19]罅割れたこの心を 虚勢でしかない傷ついた瞳を [03:50.43]今は隠して踏み出そう 闇を屠り [03:56.39]かつての親友の遺品 黒狼の牙での首飾り【collier】 [04:04.11]俯き握り締めて 切り拓くは未来の物語―――― [04:11.50]「孤高の旅を続けるその黒衣の放浪者の名は、ルクセイン。 [04:16.74]その眼光はまるで獣の牙のように鋭く。 [04:20.80]過去を恨みながら、遠く先を見据えて……」 [04:24.86]「もう道を違えることはしない。俺は――――」 [04:28.92] [04:31.92] [04:34.92]【 おわり 】