からからら からからり 歯車はめぐりゆき からからら からからり 春の色 咲きほこる この子から聞かずとも 私にはわかるから その痛み もどかしさ それ故の愛しさも 胸の奧にある答えを知るべきか ひらひら 揺らめく桜花は笑うだけ そっと髮を撫でる 優しすぎた抱擁 どうしてあなたに心許したか からからら からからり 歯車はめぐりゆき からからら からからり 春の色 咲きほこる 純粹なこの子には 少しだけ教えるわ 恋は皆 想うだけ 大切にしたくなる このままあなたが還らずとなったら 過ぎ去るこの世は意味を失くすでしょう それでも私は桜花舞うきざはしへ 想いをうずめて失くすことはない 胸の奧にある答えを知るべきか ひらひら 揺らめく桜花は笑うだけ そっと髮を撫でる 優しすぎた抱擁 どうしてあなたに心許したか からからら からからり この子から伝わって からからら からからり 我庭よ染まれ