大人になったなら 思い出すことなどないと思ってたのに あなたは消えてはくれない 美しい幻 花がまた散るたびに 思い出すあの日の声 帰り道 校庭 八雲神社の風 … 失う事など遠い未来のことだって はしゃいでた馬鹿なあの日に帰れるなら 今さらなんだって言える 好きだ 好きだ ずっと … ずっと … 生まれ変わっても また会えるよなんて 信じさせるつもりかい? 慰めとわかっていても すがるから嫌になるんだ 花がまた咲くたびに 新しい出会いがあって きみのこと いつか 忘れてしまうじゃないか … でもきみと同じ人など たとえ世界が 広くても たったのひとりもいないんだ 泣いても叫んでも遠い ふたり笑う写真、色褪せ 春が、またくるよ