宙に浮かぶ夜汽車が 闇を駈けたら 叶うまで見上げていて 軌道を 夜見の内 ある人はまた悲しい傷を負うまま 沖に夜明けの兆しはないから 騒ぐ社 言葉に変わらぬ想いの音がしたという 瑠璃色の空には 願いの詩が 星屑絵 降りしきるままで 迎えの灯に渡る 星屑絵 濁流を潜れ やがて深い黒の間からの声がと 信じていたいのならば話を続けよう 野の花を映した光は 瞬いたとされるだけの幻が 追えば消えて 星屑絵 砕け散る流星 呼気 かよわく伸びる 星屑絵 天体どこまで それは何と見紛えた 寂しそうな偽星空 酔えや酔え 彼方に 星屑絵 遠い日 面影 舞い落ちる蜃気楼 星屑絵 降りしきる奏