Then, a volume of ancient book which I had discovered somewhere strongly impacted my heart. Soon the five stories recorded there opened their curtains, as if in search of someone. “Single-minded Love” “The Nun Who Undergoes Sudden Transformations” “The Suicide to Escape Reality” “The Demon-Summoning Fortune-Teller” “Self-Sacrificing Love” This is story about a young girl who was captivated by such a book whose five stories she had read. ひどく汚れきった 表紙は読めないほどに 古く存在を忘れられ 眠っていた 暗い いわくつきの一冊 心を決めて 手に取った瞬間 不思議な”感覚” 本を開くとそこに 書きなぐった文字 込められた想いが溢れ 襲い掛かる 解き放つ一瞬に 溢れた感覚 それは一途な愛情 呼び醒ます出来事は それを拒み 崩れ去り 伝わらず…… 涙の痕を辿った 絶望に込めた希望 過ぎ去る悲壮の雨 悲しい過去を 写し出す物語 かすれ擦り切れてる ”頁”をなぞる指先 めくる度に心ざわつき 魅了された 色の違う文字で記した 5つの世界 その先は白紙で 無限の”空白” 5つの物語を録り込んだ本は 姿かたちを変え そこに『存在』した 押し寄せる激情は 心を抉った それは数多の追憶 遠ざかる意識さえ 引き戻して 再生された記憶 繰り広げた”記録”は 誰かを探し彷徨う 過ぎ行く心象の風 出会った過去を 映し出す物語 破裂しそうなほどに 脳裏に灼きつく 無限の感情が やがて終わりを告げ…… 記されてた”頁”には 私の半生 新しく刻まれてた 6つめの”記録”は まだこれから 私が書き足すから 『本』と共に旅の中『蝶』や『鳥』のよう 『星』の中で 揺れる『花』眺め歩む 终わり