[01:04.19 白々(しらしら)と薄灯(うすあか)りが心臓(こころ)を縁取(ふちど)る 触(ふ)れれば嘘(うそ) 真(まこと)など 紛(まぎ)れて伽(とぎ)に散(ち)る ふわふわと浮気(うわき)な絹音(きぬおと) 秘(ひ)め事(ごと)の赤(あか)は 滴(したた)り堕(お)ち零(こぼ)れてく [03:59.72 [04:05.92 [04:11.30 また次(つぎ)と囁(ささや)く この先(さき)も怠惰(たいだ)も無(も)い 縁(えにし)が切(き)れてる あやかしか造(つく)りものか 訊(き)かれて頷(うなず)くだけ 移(うつ)ろえば 浮(うわ)つく傷跡(きずあと) 激情(げきじょう)を浸(ひた)す 幸(しあわ)せとは怖(こわ)かろう 来(く)る日(ひ)も 延々(えんえん)と黙々(もくもく)と 待(ま)ち人(びと)あらぬ 拗(す)ねたり なくしたり 飽(あ)きる毎日(まいにち)に 覚(おぼ)えた感触(かんしょく)に 涙(なみだ)するほど解(わか)る 戯(たわむ)れを求(もと)めて それがいいと微笑(ほほえ)む 綺麗(きれい)だと 夜映(よるうつ)す瞳(ひとみ)に 狂(くる)い咲(ざ)く あおい花火(はなび) また次(つぎ)を手繰(たぐ)り 愛情(あいじょう)か 妄想(もうそう)か 確(たし)かなおもいで 静寂(せいじゃく)は すり寄(よ)る より強(つよ)く縛(しば)る いとしい君(きみ)から 本当(ほんとう)は何(なに)と訊(き)かれて 離(なは)れたくないと呟(つぶや)く 【 おわり 】