白々と薄灯りが 心臓(こころ)を縁取(ふちど)る 触れれば嘘 真など 紛れて伽に散る ふわふわと 浮気な絹音 秘め事の赤は 滴り堕ち零れてく 愛が離され 輪廻に華咲かせても 逆さへつらなる あおい恋花火 君から君へと 腕を絡め取るたび また次と囁(ささや)く この先も怠惰も無い 縁が切れてる あやかしか造りものか 訊かれて頷くだけ うつろえば 浮つく傷跡 激情を浸す 幸せとは怖かろう 来る日も 延々と黙々と 待ち人あらぬ 拗ねたり なくしたり 飽きる毎日に 覚えた感触に 涙するほど解る 戯れを求めて それがいいと微笑む 綺麗だと 夜映す瞳に 狂い咲く あおい花火 愛が離され 輪廻に華咲かせても 逆さへつらなる あおい恋花火 君から君へと 腕を絡め取るたび また次を手繰り 愛情か 妄想か  確かなおもいで 静寂は すり寄る  より強く縛る いとしい君から  本当は何と訊かれて 離れたくないと呟く