こんなはずじゃなかったんだ 吐いた溜息 儚く白く 追いかけているのは 落ちた涙の跡 君の手のひら その温もりに どれだけ温められてたのか 思い知らされ 冬の匂いに包まれて 連れて消えてしまった時から 何移るなの 色のない世界 ね 記憶の中の君の影 疲れように困ったの明日が 埋めた雪が胸に染みて 痛いよ かじかんだこの手じゃ 傘も畳めず 空を見つめて 祈りさえ消すように 雪は強くなった 思い出すのは 傷ついたこと それよりも たくさんの二人で 笑った日のこと 何でもないで振り絞り 引きもできないくらい 叫んでいる もう一度だけ 会いたいんだ ね 記憶の中の君の影 滲んだ空に小さく溶けて 触れた温もり胸に溢れて 痛いよ