時雨れて 心は空 夕立の糸柳 負う傷はまだ痛みますか やがて 掠れて逝くまで 日暮れて 深い碧は 天鵞絨の並木道 今 視界から崩れ落ちた 流れ 続けた雲へ Day in the ice 少年は紋章を掲げ 禅問答の余韻 Day in the ice 狂乱の蒼鉛は 境界線上にて果てる Day in the ice 数万と微粒子 高濃度の霧の遺影 Day in the ice 俳諧にも似た 繊細な造形に捧ぐ 黄昏 四季の音 憧れ それだけ 覚えていた どれほどの悲しみに ねぇ 報えたらあたたかさを 分かる日はきたのだろう さめざめ 数えど なお 行く先を顧みず 弾く 静かな符をどうか君に でもね 届けたかった Day in the ice 再会の日まで 砂塵の波が別つ Day in the ice 情景は全て 雹に霙と染まる Day in the ice 暴風域の目 雷鳴の残響と望遠楼 Day in the ice 針葉樹が鳴く 天文台の脇でchilling 歌声 不夜越え 聞こえて