繋いでた ふたつの手離れ 一人の家路についた 君はそう うつむいたままで あの時 どんな顔してたの? 幼さ残る背中と あどけない記憶 あれからもう 幾年が過ぎて 随分大人になって ふとした時 いつか見た君の 涙がいとしくなって 最後に言えなかった 「さよなら」が今でも あどけない記憶と 凍りついたままで 色とりどりに 染められてく あの日見た花火のように どんな場所でも 君を照らす 存在になれたらいいのに 永遠に続く夢なんてなくって 傍には居られない事は 分かってた。 何度も指切りをして 「忘れない」と誓った 振り返る人ごみ 顔を上げた空に 色とりどりに 染められてく 二人見た花火を探した どんなに遠く 離れてても 変わらない想いは今でも 追いかける夢と 君がいた夏の日 二度とは戻れない事と知っても 今でもこの町 君をまだ探して どこかで二人また会える 気がしてる。