始まりの合図が さぁ、鳴り響いてる 恥らう 其の頬に 朱なる如し 早熟故に何度も 青く色付く 「そうね先ず、お互いを 確かめ合いたいの。」 嗚呼 応えて 其処に居る あなたの正体 あなたが残した爪痕 あなたがくれた狂った果実。 限りのある刹那を 噛締めさせて 明けていく 窓の外に「待った」をかけて くるくる変わるその眼に 操られていく 「もぅ此の儘、永い夜 堕ちてゆこうかしら?」 ねぇ 教えて 此処に居る こんなにも疎ましい 私の正体 最期は届きます様に 傷痕爛れ 腐ったとして 記憶と日々と、召し上がれこの身 あなたがくれた狂った果実。