作曲 : 一志 作词 : 一志 離さないでいてね 耳許(みみもと)で囁(ささや)いた 貴方の溜息(ためいき)が 首筋(くびすじ)を舐(な)めるように滴(したた)るの 窓辺(まどべ)に置(お)き去(ざ)りの 飴(あめ)色に枯(が)れ朽(く)ちた彼岸花 この手に触れたなら 乾涸(ひから)びた私の心のように今 音も無いまま... 懐かしく響(ひび)く聲 胸に谺(こだま)す悲鳴(ひめい)が 時を遡(さかのぼ)る記憶 そっと終わりに向かって 姦(かしま)しく喘(あえ)ぐ聲 喉を掻(か)きむしる蜜(みつ)が 時を遡る記憶 そっと終わりに向かって 辿(たど)れば歪(いびつ)な楽園(らくえん) 土気(つちけ)色の皮膚(ひふ)が 残り香を漂(ただよ)わせ零(こぼ)れ逝く 掌を重ねて 漏(も)れぬように 堕ちぬように舌を這(は)いわせ今 音も無いまま... 懐かしく響く聲 胸に谺す悲鳴が 時を遡る記憶 そっと終わりに向かって 姦しく喘ぐ聲 喉を掻きむしる蜜が 時を遡る記憶 そっと終わりに向かって 辿れば歪な楽園 離さないでいてね 耳許で囁いた 離さないでいてね もう一度囁いた...