春摘みの紅茶には 薔薇の花そえて 細い月に目覚める あなたを迎える ​ちいさな手のひらには 隠れてる時間を むくれるくちびるには 一瞬をあげる ​ワガママ イライラ 甘えたふりもお見通しよ ​ほっぺたのクリームを 掬って舐めた うたかたのリズムが 心臓を揺らしてる 永遠なんていらない(こっちにきてよ) 花は土になるの(水をあげるから) さみしさを許して(まだ朝は遠いわ) 明けない夜はひとつもないでしょ?(明けない夜がほしいの) ​春摘みの紅茶には 薔薇の花そえて 細い月に目覚めた あなたと歌うの ​忘れてゆくこと 刻まれたことも あなたのすべてが 蜜のよう 満ちる月の呼ぶ(忘れてあげない) 花を見つけたら(だれにもあげない) 柔らかな針で(たったひとつ ずっとひとつ) 縫いとめて(明けない夜はどこ?)