[00:15.91]三日来ぬまま ああ月夜が [00:20.65]引き立てる 不在を [00:24.04]過ぎてゆく ねえ貴方は [00:28.21]待つ身の 独りを [00:32.22]中身の無い優しさが 刺す心を知らぬのでしょう [00:46.70]愛して、そうまるで不定形な 夢の跡 [00:52.58]貴方のように 期限付き [00:56.37]そうして何も無かったかの如くに [01:00.39]冷えた手が 朝を知らせるのです [01:13.54]この頃は 貴方からの言葉さえ 少なく [01:22.47]通わない月日のせいに 私も目を瞑る [01:30.28]貴方の家の紫陽花は もう色を変えた頃でしょう [01:45.89]概して こんなにも無関係な時の音に [01:50.47]忘れた振りなどして [01:54.39]解けぬ結びだった筈と 嘆くのみ [01:58.65]繰り返すのは 分かっている [02:18.30]どうしてあんなにも幸いだった日々だけ [02:22.69]心に生きてゆけないの [02:26.58]想い出すほど美しきは歪んで 見えなくなってゆく [02:34.42]私である必要など無かったのは [02:38.61]皆 同じなのですか [02:42.48]書き送る手紙も最後にします [02:46.54]上手な歌にならぬままですね