10月の通り雨 Vocal & Lyric: すかいあ / みちる Album: daydreaming 乾いた秋の風は静かに木の葉揺らす あの日の蝉時雨が未だ耳の奥響く 微かに余韻残す 遠い空に散った花 去り行く後ろ姿 指を伸ばし また遠ざける 閉じ込めたこの声は 心失くし何処へ行く 10月の通り雨 夢のようにすり抜ける 掠れゆくその笑顔 この指は届かない 一重に紡ぐ歌は孤独に響くばかり 夕暮れ朱く染まり金木犀の香りがした ああ 今消えてもいいのに そうして時が戻るのならば 秋雨はおともなく心濡らす 10月の通り雨  夢のようにすり抜けて 戻れないその季節 この指は届かない 君は夏 (ゆらり ゆらめく 灯火) 君は何故 秋風を置いていく (消えては よみがえり) 交わらぬ宿命なら (ひととせをめぐれば) 幻と同じ事 (また少女は夢を見る) 終わり