まだ知らないことがたくさんあって こんなにも溢れる感情を言葉にできずに空を見てる 風向きが変わった 気つけば空は通り雨 大きな雨粒に燥ぎ飛び込んだ 刹那消えた周囲の世界 なぜだろうとても静かて 手のひらからおぼれ落ちる雫のように儚く すぐに変わる変わってゆく もう雲間に青空 気がつけば隣に君が彼方を指差していたんだ 晴れ上げた空に見た こともない虹がかかっていた 水溜まりに揺れる光の粒が消えた時 無意識に繋いだ手と手が映った 不意に強く恥ずかしさを覚え離れた 解けた結び目のように 直し方が知らない その隙間で空を掴む 君の指を擦りぬけ 何も言えずに逃げるように 赤い顔隠して走った 今までとは少し違った気持ちに戸惑っていた 高鳴る心を抑え込んで見上げた 何かを運び持ち去った あの雨雲のように変わってゆく 否応もなく,それがとても怖くて だけど君との約束は 然り抱いて離さないよ 伝え合う言葉は無くしてしまうけど 大切なものは,ここにあるよ