積み上げられた分厚い本は山のように重なって 倒さぬように 崩さぬように その一冊を手に取った 白い紙に走る黒い文字が魅せる空想に 心奪われて いるんだよ それだけ 静寂の箱庭 響く音は ページをめくる音 言葉の海にほら 飛び込んだら 広がる 世界を 受け入れて 一つ言葉を拾い上げて また一つ拾って 紐解いていく 先に広がるその光景に 思いを馳せている 今日も私は本を開いて時計の針を進めるの 知らない単語と記号達 それが示す意味は何? 1、2、3で飛びこんだらそこに広がる世界に あこがれ続けて いたんだよ それだけ 静寂の箱庭 響く音は ページをめくる音 言葉の海にほら 飛び込んだら 広がる 世界を 受け入れて 一つ言葉を拾い上げて また一つ拾って 言葉を集める 予測できないその結末に 思いを馳せている 拾い集めた 言葉達を 組み上げて作った 私の世界 誰ひとりとして同じ景色は 見れないでしょう 一つ言葉を拾い上げて やっと辿りついた 最後の言葉 ここに広がるその光景を 心に刻んで 世界にそっと 鍵をかけましょう