カーテンを閉め切った 暗い部屋一人 ティーカップを手に 抱え込んだまま 椅子に座っていて 顔を隠すように 髮をうなだれて 明日を望んだ ベッドに並んだ 人形に 問いかけても 答えは返ってこなくて 星に願いをかけられたら 一つくらい叶うのかもと 冷めた紅茶が私の 熱を奪ってゆくから 窓も開けずに あなたの声さえ聞けずに これじゃだめなんだと 一念発起して 閉じていたカーテンを 少し開いた 久しぶりに射した 光眩くて なかなか目開けれずに またすぐ閉じた 後もう少しだけ がんばろう 慣れるはずさ 時間はかなりかかるけど 二,三度に出来る明日なら 苦味は少ないだろうけど その奥にある潜むはずの 本当はわからないから 窓の鍵はずして あなたのいる場所を見よう 光が当たった 人形が 私のほうへ 微笑みかけてる気がした 星に願いをかけたなら 今なら叶うのだろう 冷めた紅茶に私の 熱を与えているから 窓を飛び出して あなたの元まで行こう