[00:01.10]しばらくぶりの ふるさとは [00:09.02]大きな街に 姿をかえていた [00:16.68]体をゆすって 走ってた [00:25.00]路面電車は 今はもういない [00:31.96]悲しみこらえ たたずんで [00:39.14]好きだった人 永く見送った [00:47.42]後姿に 似合ってた [00:54.49]あの海辺の道 今は車の道 [01:02.77]でも海は まだ生きていた [01:09.77]いつも勇気を くれた海だった [01:17.44]空の星は 昔のまま [01:25.44]指先にふれるほど近くに [01:32.92]いつからだろう 父は小言の [01:40.50]たったひとつもやめてしまっていた [01:48.24]いつからだろう 母が唇に [01:55.92]さす紅を やめてしまったのは [02:03.81]長生きしてねの ひと言さえも [02:11.31]照れくさく言えず 明日は出てゆく日 [02:19.26]戻っちゃだめと 自分に言った [02:26.40]切り捨てたはずの ふるさとだから [02:34.21]都会に海が 見えないから [02:41.75]ひとは僕を 笑いものにする [02:49.45]都会の星は とても遠いから [02:57.18]ひとは僕を 夢見る馬鹿と言う [03:04.92]いつだって 真剣に [03:12.56]僕は生きて きたはずだけど [03:20.24]でもいつも そこには [03:27.73]孤独だけが 残されていた [03:35.63]沈む夕陽は 止められないけど [03:43.12]それでも僕は 追いかけてゆく [03:51.14]沈む夕陽を 追いかけて [03:58.64]死ぬまで 僕は追いかけてゆく [04:06.57]追いかけて 追いかけて [04:13.80]死ぬまで僕は 追いかけてゆく [04:21.31]追いかけて 追いかけて [04:28.92]死ぬまで 僕は追いかけてゆく