[00:01.400]届く筈もない、遥かな [00:07.020]この手の、その先に [00:12.150]見捨てた筈の、故郷の幻影 [00:23.870]見上げながら、囚われる [00:29.680]想いを振り切る [00:34.760]そんな勇気も持ち合わせずに… [01:10.510]呻いて [01:12.710]独り、夜を反芻する [01:17.030]汗ばむ [01:19.460]脳裏を掻き乱す脅迫幻覚(あせそら?) [01:23.510]そして/ [01:25.990]見た悪夢の残滓から [01:30.230]一心不乱に目を逸らす [01:36.370]波長は語りかける、容赦なく [01:43.230]私は [01:45.620]耳を強く塞いだままで [01:49.440]遥かな [01:51.740]届かぬ場所の幻影を [01:55.940]噛み潰そうと悶え、足掻く [02:01.740]見つめて来るのだ [02:05.160]懐かしい仲間の影が [02:08.810]顔のない皆は口を揃えて… [02:13.460]怨嗟の声を叩き付ける [02:16.800]"裏切り者が!"と叫び立てる [02:21.340]見捨てた 愚かな [02:23.120]この身を 呪えど [02:25.090]何も変えることは出来ない [02:28.120]自己が自己を責め立てる様は [02:31.450]苦渋のアンビバレント [02:34.770]届かない 手の先に [02:36.120]もどかしくも安堵する [02:37.780]顔向けなど到底出来はせず [02:41.340]いっそ自分こそを何よりも、 [02:44.490]狂わせられればいい [02:47.650]何も出来はしない、 [02:50.060]私を罵る [02:52.100]月が煌々と [03:05.690]上辺は [03:08.190]穏やかなこの暮らし [03:12.120]懶惰(laziness) [03:14.430]つまりはいわゆり生神停止(my stop?) [03:18.600]そして/ [03:21.170]言葉に出来ぬ想いを [03:25.030]抱く先から、追い立てられる [03:31.560]逃避の果てに [03:35.070]目指す夢の中。 [03:37.940]そこさえも/ [03:40.230]昔の記憶に侵された [03:44.610]ああ、何をなすべきなのかさえも [03:50.890]わからないまま惑い、苦しむ。 [03:56.820]見つめて来るのだ [04:00.460]痛ましい自分の影が。 [04:03.960]眼窩に暗い炎(ひかり)を灯して… [04:08.560]怒りの声を解き放つ [04:11.980]"臆病者が!"喚き散らす [04:16.440]穢れた 憐れな [04:18.450]この身を 嘆けど [04:20.090]何も変えることは出来ない [04:23.200]幾度も倫理と抗い [04:26.440]それでも赦されないまま [04:29.850]何処までも 何時までも [04:31.510]この場所で膝を抱え [04:32.990]今が現実と言い聞かせつつ [04:36.230]そうして全てを誤魔化して [04:39.380]生きてゆくしかない… [04:42.570]何も忘れられぬ、 [04:44.980]私を蔑む [04:46.970]月が爛々と [04:49.470]曰く "許しが欲しいのか?"/ [04:52.200]曰く "救いが欲しいのか?"/ [04:55.630]曰く "よくも、貴様など…" [04:58.870]"そのまま罪の意識に苛まれ続けるがいい!"/ [05:06.670]呪えど 嘆けど [05:08.720]怨めど 憎めど [05:10.310]変わらぬ身がただ疎ましく [05:13.540]狂いたいと願いさえすれど [05:16.730]自分だけは狂わせられぬ [05:20.070]昂れど 憂えど [05:21.540]荒ぶれど 嘲えど [05:23.220]結局辿りつく袋小路 [05:26.330]耳以上に歪んだ心が [05:29.820]瞳より紅く涙する [05:33.170]"私は狂えるのか?" [05:35.410]そんな "残酷な運命(Cruel Fate)"- [05:37.530]これが定めだ、と [05:39.550]受けいれたつもりで、 [05:41.820]終りなき問いが、 [05:44.000]心、掻き乱す。/ [05:59.880]undefined