[00:02.480]静かにたゆたう [00:07.230]言葉の要らない空間に二人寄り添いながら [00:20.580] [00:22.090] [00:23.830] [00:26.570]――そっと、ページをめくるおと。/—— [00:34.070]遠く続く、空間の [00:40.870]そこは、けして壊されることのない、静谧が [00:49.680]ずっと悠久を湛えている [00:56.920]――そっと、紅茶を啜るおと [01:04.320]遠く続く、空間の音響。 [01:10.730]そこは、けして崩されることのない、静寂が [01:19.600]果てしなく続いている [01:26.760]それぞれお思い思いの [01:34.060]時間を過ごしてゆく [01:40.760]静かにたゆたう [01:45.470]言葉の要らない空間に二人寄り添いながら [01:57.110]広がる充たされた空間の最中に [02:04.460]得がたい安息を今、感じてる [02:11.970]本には書かれていない、この距離感 [02:19.470]つかず離れずが心地よいから [02:27.560]――そっと、ページをめくるおと。/—— [02:35.030]どこか、規則的なその周期。 [02:41.580]それは、もしかしたらその [02:50.680]『何か』に気をとられている [02:57.690]――そっと、紅茶を啜るおと [03:05.290]どこか、機械的なその間隔 [03:11.620]それは、もしかしたらその風味より、重要な [03:20.970]『谁か』を気にしているから [03:27.450]尊敬と羡望と [03:35.010]それよりも純粋な興味 [03:41.700]互いに不可侵 [03:46.480]だけど、どうしても意識をせずには、居られない [03:58.160]不得手な意思の伝え方を図り合う [04:05.430]求め合う些細な偶然の果て [04:12.950]不意にぶつかり合う視線の [04:20.480]また無限の意味が生まれてく [04:28.730]遠くは、乱さない程に [04:35.650]近くは、感じられる程に [04:42.190]心の在り様も [04:46.910]何もかもが快いほどの距離…安息の距離 [04:58.500]広がる充たされた空間の最中に [05:05.720]得がたい安息を今、感じてる [05:13.230]本には書かれていない、この距離感 [05:20.810]つかず離れずが心地よいから [05:28.470]もういっそずっとこのまま悠久を抱いて [05:36.030]いつまでも変わることのないままに [05:43.530]言葉の要らない空間に寄り添う [05:51.170]二人だけの静寂がここに [05:59.510]永遠の距離を保ちながら