―どうして、この世界には 私よりも光を放つものが居ないのだろう? つねに果て無きトイカケの先に 見出した答えはただひとつだけ。 ―いったい、この厚い天蓋の 向こう側に閉じ込められているものは何なのだろう? ときに真理をつくテツガクの先に 見出した道はただひとつだけ。 「空」とは、飽くなき空想の先を 目指すその前に忘れてしまう幻 それでも…高まるアコガレ。 確かめたいその世界 強い希望を胸に 私は飛び出した! 遍く “融合”から“対比”へと 翼は今、その姿を変えてゆく。 “狭隘”から“無限”へと 世界も今、その姿を変えてゆく。 「空」とはなんなのでしょう 尽きぬトイカケをはらむ ヤタガラスの歌声は人知れず… 私以外誰もいない この世界の住人は いったいどこに いるのでしょうか この「空」に私は一人ぼっち…? 見上げる天高く降り注ぐ光 どこか懐かしいその力の先 私よりも…大きな太陽。 出会えたんだこの「空」で 同じ光を放つ もう一人の私に! そしてまた “限界”から“臨界”へと 力は今、その姿を変えてゆく。 “公転”から“自立”へと 私も今、その姿を変えてゆく。 輝く私と同じあなたへと 尽きる事のない歓びの歌声を捧ぐ 誰よりも高い場所で ヤタガラスの歌声を響かせて…