[00:02.29]いつもながらの见知った颜/ [00:08.09]けれど、いつになく、强い意志の、瞳。 [00:13.87]―曰く、わたしが魔王で [00:17.18]世界を救う勇者だと [00:20.39]ほんとに、呆れた、悪巫山戯。 [00:25.87]―いつからか、わかってしまったとしたら? [00:31.59]认められぬものを认めてしまったとしたら [00:37.43]超えられないものがあるということを知ったとしたら [00:43.74]「私」は谛めてしまうのか [00:49.28]儚く不确かなものに缒っているより [00:55.12]ひとつひとつ レベルを上げていけるような世界で [01:01.10]ああ、どこまでも强くなっていけるのだとしたら [01:07.44]“私”は 希望と歩んでいくんじゃないか [01:13.06]魔王(おまえ)の居る场所まで 手が届くようにと [01:18.67]勇者になる幻想(ゆめ)に手を伸ばすんだ [01:24.45]そして立ち向かう、悪の魔王に [01:28.40]世界を救うなんて、谁も頼んでなんていないのに [01:36.83]滑稽な位に、必死に、抗い続けて [01:42.40]稚拙な、イデオロギーを抱えて [01:49.77]あの背中に、追いつけたら [02:00.52]孤独の中、なぜ戦おうとするの [02:05.89]ほんの些细な琐末事(できごと)に [02:08.49]どうしてかかずらうの? [02:11.47]いったい何があんたを [02:14.53]それほどまで駆り立てられるの [02:18.05]理解に苦しむことばかり [02:23.44]たとえ谁が 如何なる目的を持ちながら [02:29.43]起こした どんな类の异変であったとしても [02:35.26]立ち塞がるすべてを 私は壊していくだけで [02:41.62]“终わらぬ夜”など 赦しはしないのだと [02:47.20]何を叫ばれようと、それが、私であるから [02:52.83]魔王とでも、なんでも、呼べばいい [02:58.76]そして始まる最后の戦い [03:02.60]世界を救うなんて、だれも望んでなんていないのに [03:11.05]惨めなくらいに、必死に、抗い続けて [03:16.69]遥な、トートロジーを掲げて [03:24.26]空疎な児戯に、幕を引かせまいと [03:45.96]―游びは终わりでいいでしょ [03:48.99]私は“私”でいたいんだ [03:52.22]―あんたは十分あんたでしょ [03:54.87]私は「私」じゃ駄目なんだ [03:58.27]―何それ、意味が分からない [04:00.77]お前に分かってたまるもんか [04:04.03]―じゃあ、勇者はどうするの [04:06.58]最后まで魔王に立ち向かうんだ [04:11.39]世界の半分も要るものか [04:17.11]救いたいのは世界なんかじゃなくて [04:23.42]私自身なんだ [04:27.04]せめて、何かをおこせたら [04:32.85]そこに望みがあり続ける限り [04:40.74]谛めてなど决していられない [04:46.89]哀しき勇者ね [04:50.67]…それじゃ、终わりにしましょう [04:56.89]けして、立ち止まらず [05:02.52]「希望(じぶん)」を探して [05:08.63]歩いていくなら、今は、叶わなくても [05:20.27]魔王は、逃げないから [05:26.18]この道の向こうで、勇者を、待ち続ける [05:37.97]――そんな梦を见ている [05:44.73]「しかしなにもおこせない」 [05:46.68] [05:49.47]原曲:恋色マスタースパーク