Arrange : おこじよ Vocal : 都築きせの Lyrics : Ikko Nakao Original : Magic Shop of Raspberry / 東方幻想郷 可憐に描かれ往くのは花弁 美しさの刹那 秋澄みて 蕾に託す 望み 貴方に逢える気がしたのさ 彷徨う浮船のような心は 釣舟草のようとなりて 今は亡き人を 想う 貴方を紅く染め上げても 吹き溜まりの風が 木の葉 揺らす夜に忍び寄る 季節が口ずさむ唄に 重ねては 彼方に映し出そうとするけれど 秋雨止まず 景色に泥む 暮れゆく洛陽 溶けてしまうよ 曖昧に 記憶の帳 潜るから 面影はほのかに 微笑んで 孤独に陥る 余韻 黄昏も隠しきれぬのか 霞がかる靄が包む この身を 冷たく差す隙間風にて 生き心地を奪われる 涙も夢幻の如く 打ち上げた偽善を 射抜く 流れ星に痛み散る 貴方が朽ち果てた影で 賛美歌は 名も無き誰かの為に歌われた 幸福論も数え終われば 安らかに眠れ 白雪舞いゆく 冷たく 無音に嘘を彩れば 戯言の未来が華やいだ 助けを求めど 無言 仮初めの時は巻き戻り 理屈で固められた方程式 零と壱にて創られる 触れ合う それだけでも駄目だというのか 神様 悲しいほどに透き通る 冬空の三角 追い回す 眼に映るものは 那由他 誰かが口ずさんだ唄は 雑音 燻し銀は研ぎ澄ませど 映えること無き赤瓜花 今でも 貴方に逢える気がしてしまうんだよ