風音 揺れる木々に 幼き頃を 重ねては 偲ばるるは 遠き記憶 無邪気に 夢を追っていた 戻りたくても 戻れない過去 希望を信じていた あの日 誰かを 信じ抜きたい この身が 朽ち果てようとも 二度と訪れない 現在を 後悔したくない 夕暮 紅い川に 今日の姿を 映しては とめどのない 人恋しさ 安らぎを求め 彷徨う 帰りたくても 帰れない故郷 温もり感じていた あの日 何かに 救いを求めて 手を伸ばした 暗闇は あの日と同じ 満天で 心を癒す光 そして生きていく どんなに切なくても 誰かを 信じ抜きたい この身が 朽ち果てようとも 二度と訪れない 現在を 後悔したくない