最初の音は 綺麗な糸 流れる指が 優しく触れた 見渡した空間から 広がる景色 いつも絶えず鳴り響いた 黒い箱から溢れてた 大好きな音ひとつひとつを渡って行く あの声と似ている 温かい名前もわからない 優しい指の調べ 腕の中で眠る時 感じる温度 ヒトの主旋律(エゴイズム) 「fine(終わり)」を告げたリズムと営み 鳴らなくなった黒い箱を見つめ遠のく意識 身体から溢れる痛みが増して行く度 あの箱から大好きな音は失われていくの あのヒトが注ぐ不確かな熱に身を委ね求めてる いつかの音色は今も覚えてる せめて最後に一度... 零れ落ちる雫浴びて 聴こえた音は対旋律(オルトルイズム) 最後の音は 素敵な..