[00:01.03]「十六夜の雨(いざよいのあめ)」 [00:11.03]作曲∶瞬火 [00:25.03] [00:27.03]もう 視界(しかい)が歪む [00:31.20]指は震える 骨が 軋(きし)み上げる [00:39.51]干涸(ひから)ぶ 此の身よ [00:43.77]いっそ 朽ちよと 願うも 連れ無し [00:52.22]否(いな)や 此(こ)れ以上 [00:57.48]出来るなら 独り暮れたい [01:04.43]なれど 亦(また) 二人 [01:10.25]唇は 朱(あけ)に染まりて [01:16.89]雨に 打たれる 為に [01:22.11]漫(そぞ)ろに行くを 見遣(みや)るは 夜の 雲や [01:29.13]刻んだ 咬(か)み痕(あと) [01:33.54]細(ほそ)る好(よ)き人 迚(とて)も [01:37.59]見て居られぬ 干涸(ひから)ぶ 其の身の [01:45.93]愛おしきこと 首筋を 摩(さす)る [01:54.31]否(いな)や 此(こ)れ以上 [02:00.22]出来るなら 濡れて触れたい [02:06.78]なれど 紛(まが)うなり 唇は 何故に染まるや [02:19.29]雨に 打たれる 為に [02:24.41]漫(そぞ)ろに行くを 見遣(みや)るは 夜の 雲や [02:31.45]雨に 濡れ戯(そぼ)らせて [02:36.89]後生(ごしょう)や 遂(お)って来やるな [02:41.08]微温(ぬる)い 夜に いざよう [02:47.10] [03:14.15]否や 此れ以上 出来るなら 独り暮れたい [03:26.28]なれど 亦(また) 二人 唇は 朱(あけ)に染まりて [03:38.50]雨に 打たれる 為に [03:43.88]漫(そぞ)ろに行くを 見遣(みや)るは 夜の 雲や [03:51.21]雨に 濡(ぬ)れ戯(そぼ)らせて [03:56.43]後生(ごしょう)や 遂(お)って来やるな [04:00.44]雨に 喚(おめ)く 十六夜(いざよい) [04:07.07] [04:10.07] [04:13.07]【 おわり 】