夕暮れの帰り道 人込みを避けて ハンドル切れば また渋滞につまずいて 思い通りいかない 自分の生活をかき消す様に クラクション鳴らし続けた 部屋の留守電 「久しぶりだな」と器用に話す アイツの声に懐かしさもなくて ぬるめのシャワー浴びた時 今日初めて 深く息を吐いた気がした 夜毎 君にすがりつきたいけど そんなの“らしく”ないから [03:26.25 アスファルトに咲く花に見とれて しぶとく 生きたいとつぶやく 胸に希望あれ どうして背中に 寒気を感じるのだろう? 安らぐその微笑みは 心をなでるのに 夢にうなされ 叫び声で目を覚ませば 寝返りするふりで 君を抱きしめた 夜明けの時刻 カーテンの隙間から 差し込む日差し それは君のぬくもり 嵐の中に咲く花の様に ひたむきでたくましく 生きていたいとつぶやく胸に そして けなげな君に幸福あれ!