想(おも)い溢(あふ)れし果(は)て 深(ふか)き哀(かな)しみ呼(よ)ぶ 涙(なみだ)は尽(つ)きて 何(なに)も恐(おそ)れぬまま 闇(やみ)に刹那(せつな)の風(かぜ) 鈴(すず)の音(ね)響(ひび)く 面影(おもかげ)抱(だ)いても もう二度(にど)と帰(かえ)らぬ日(ひ) 摂理(せつり)に抗(あらが)い 奇跡(きせき)をいつしか求(もと)めた おいで… 満(み)ち足(た)りてゆく… 花咲(はなさ)く季節(きせつ) 見送(みおく)るままに 想(おも)いひとつとなり 虚(むな)しい現(うつつ)の傷(きず) 抱(だ)きしめ癒(いや)す 此処(ここ)は静(しず)かな場所(ばしょ) 闇(やみ)に光(ひかり)射(さ)せば 安(やす)らぎ満(み)ちて 姿(すがた)は朽(く)ちても もう二度(にど)と離(はな)れぬよう 二(ふた)つの魂(たましい) 生(せい)と死(し)の狭間(はざま)に閉(と)じ込(こ)め 傍(そば)に… 悠久(ゆうきゅう)の時(とき)… 流(なが)れゆく河(かわ) 見届(みとど)けながら 寄(よ)り添(そ)い歩(ある)く… 満(み)ち足(た)りてゆく… 悠久(ゆうきゅう)の時(とき)… 花咲(はなさ)く季節(きせつ) 見送(みおく)るままに 終わり