開(ひら)け その胸(むね)の奥底(おくそこ) かたく封(ふう)じ込(こ)めた 記憶(きおく)の扉(とびら) [00:41.21 罪(つみ)と罰(ばつ)が 交差(こうさ)する 灼熱(しゃくねつ)の 檻(おり)の上(うえ)に 怨嗟(えんさ)の声(こえ) かき集(あつ)め 積(つ)み上(あ)げて聳(そび)える 我(わ)が城(しろ) 光(ひかり)無(な)き 天井(てんじょう)から 舞(ま)い狂(くる)うは 真白(ましろ)き灰(はい) 骨(ほね)の屑(くず)も 遺(のこ)さずに 散(ち)り果(は)てた もの達(たち)の 瞬(またた)き 天(てん)は何処(いずこ) 獄(ごく)ならば此処(ここ) 踏(ふ)み拉(し)くは 屍(しかばね)の山(やま)よ その頂(いただき)に 辿(たど)りつくとき あなたは 何(なに)を観(み)る [02:49.18 [02:51.76 [02:16.87 [02:58.16 叫(さけ)べ、 喉(のど)が裂(さ)けるほどに 求(もと)めた真実(しんじつ)が 答(こた)える日(ひ)まで 闇(やみ)も啼(な) かぬ 風穴(かざあな)は 腐肉(ふにく)喰(く)らう 病(やまい)の巣(す) 音(おと)も立(た)てぬ水底(みなぞこ)は 愛(あい)も奪(うば)われた 鬼(おに)の棲処(すみか) 雪(ゆき)の中(なか)に 朽(く)ちゆくは 忘(わす)れ去(さ)られた 華影(はなかげ) 地(ち)の最果(さいは)て 佇(たたず)むは 忌(い)まれ 嫌(きら)われた 血(ち)の穢(けが)れよ 救世(くぜ)は何処(いずこ) 刑(けい)ならば此処(ここ) 身(み)を溶(と)かすは 紅蓮(ぐれん)の迦具土(かぐつち) 情(なさ)けひとすじ煌(きらめ)く 蜘蛛(くも)の糸(いと)などありはせぬ [03:01.84 [03:04.57 何(なに)に焦(こ)がれる 嘆(なげ)け、 そして思(おも)い知(し)れよ 絶望(ぜつぼう)はいつも すぐ隣(となり)にある 足(あし)に絡(から)みつき 心臓(しんぞう)に 手(て)を伸(の)ばして 髄(ずい)までも 抉(えぐ)り出(だ)す それが私(わたし) 何(なに)に怯(おび)える 醒(さ)ませ その躯(からだ)の奥(おく)に 閉(と)じ込(こ)めたあなたの 本当(ほんとう)の奈落(ならく)