彼の地を守り継ぐ 黒き剣 これは歴史を越えた はじまりの調べ 孤高の狼は その刃を 唯 生きる為 振るい続けた 嗚呼 命の重さも 強さの意味さえも 分からないまま 「奪う事ばかり重ねて虚無にのまれ 果てるよりその手で何を与えられる?」 凛とそう告げた曇りなき瞳に 心揺さぶられ 君に誓った 忠誠の剣 豊かな彼の国を 暗雲が覆い 嘆きの雨が降る 戦いの調べ 孤高の狼は その刃を 気高き姫に捧げ仕えた 嗚呼 護るべき者を 収めるべき鞘を見つけたのなら… 例え幾多の不死の屍が 道を塞ごうと 恐れを払って立ち向かう 誰かのために振るう剣の強さを 優しさを 胸に宿した騎士は姫に誓う 「迷う事なく 行く手阻む絶望も断ち切って 必ず主の元へ戻ろう」 誰よりも強き意志で 祖国の明日を切り開き 戦地に散った英雄の剣 永久に此処で 君と共にあろう