幾千の未来よりも 一瞬の今を強く生きたい 奈落のほとりでさえも 駈けて行ける 舞う風の如く 抗えぬ時代の刃(やいば)に 傷ついて倒れてなお 夢に見し光を信じて ひさかたを仰ぎて あゝ 我が身に あゝ 代えても 貴方を守れるなら 激しき風になれ この祈り 運命(さだめ) 変えるほど 今すぐ 夜明けの風になれ 暗闇の扉 こじ開ける風に 幾歳(いくとせ)の契りよりも ひとたびの絆 抱いて生きよう 桜舞う空を見上げ 微笑った日は うたかたでも 常世の想い出 押し寄せる時代の荒波 溺れても志は 暁の光の如くに あの空を染めゆく あゝ 涙は あゝ見せない 貴方と誓ったから 激しき風になれ この想い 罪を洗う雨 降らせて 夜明けの風になれ この国がいつか 開けゆく日まで 抗えぬ時代の刃(やいば)に 傷ついて倒れてなお 夢に見し光を信じて ひさかたを仰ぎて あゝ 我が身に あゝ 代えても 貴方を守れるなら 激しき風になれ この祈り 運命(さだめ) 変えるほど 狂おしく 夜明けの風になれ 暗闇の扉 こじ開ける風に