街は私を無かったことにしてゆく そんな夜も そんな夜もあるのです 今夜ばかりは恋の唄 唄うの あなた あなたにだけ届けばいい ビール瓶の向こうはまるで地球の反対側 何も知らない私をきっとあなたは笑うでしょう 歪んだギターを抱いてあなたを夢見る私の 声は十年後も届くことはないでしょう 雨の音を一緒に数えましょう 悲しい時は私を抱きしめて 恋や愛と諭してこれは間違いだと決めつけないで 日が暮れたらそっとキスをして連れて行って 全部分かり合えるように世界はできてないから 同じような痛みを求めるんでしょう 鼻歌歌って笑いかけるその顔に また逢えるように願う私は ビール瓶の向こうはまるで地球の反対側 何も知らない私をきっとあなたは笑うでしょう 歪んだギターを抱いてあなたを夢見る私の 声は十年後も届くことはないでしょう 声は十年後も届くことはないでしょう